研究課題
本研究の目的は、学習英文法の内容を根本的に見直し、科学的根拠を与えることにある。我が国の英語教育は、「英語が使える日本人の育成」を目標にすることが明らかにされ、そのための研究や実践が進んできた。その問題意識の中心は、教授法や教材作成法などにある。しかしながら、もっとも根本的な、「教育内容」、すなわち何を教えるか、については語られることは少ない。教育内容に科学的根拠を与えるためには、第一に、英和辞典を始めとして、大学受験参考書、いわゆる準教科書、さらには一部の県の英語教員採用試験問題などに含まれる好ましくない有害な内容を洗い出すことが必要である。第二に、教育内容を現代英語の実態に合うようにするためには、科学的な実態調査と分析が必要である。このような問題意識を前提に、日本の英語教育の内容を根本的に見直すための研究をphraseologyの観点から推進してきた。2009年7月にphraseologyについての国際会議を主催、2010年2月に言語研究の実証性をテーマにした4名の講師とコメンテータ1名による講演会を主催するなど、国内外の共同による研究推進をおこなった。また、研究成果を報告する講演に招待され、議論を深めることができた。八木は、北京第二外国語学院にも招待を受け、2つの講演をおこなった。
すべて 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (22件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Phraseology, Corpus Linguistics, and Lexicography 単行論文集
ページ: 17-36
ページ: 137-156
第42回近畿中・高・大英語教育連絡協議会研究紀要
ページ: 25-31
英語教育 58:2
ページ: 95-95
Phraseology, Corpus Linguistics and Lexicography 単行論文集
ページ: 157-171
English Phonetics No.13
ページ: 125-134
The Asian Association for Lexicography (CD-ROM Proceeding, CD-ROM)
JASEC BULLETIN(日本英語コミュニケーション学会) No.18, Vol.1
ページ: 27-39
http://www.kwansei.info/html/101.html