研究課題/領域番号 |
20320107
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
永村 眞 日本女子大学, 文学部, 教授 (40107470)
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研究分担者 |
藤井 雅子 日本女子大学, 文学部, 学術研究員 (20440084)
高山 有紀 新島学園短期大学, キャリアデザイン学科, 准教授 (40279568)
岡太 綾乃 神奈川県立金沢文庫, 研究員 (40443410)
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キーワード | 聖教 / 真言宗 / 真宗 / 三論宗 / 醍醐寺 / 東大寺 / 文化財 / データベース |
研究概要 |
1蒐集データの処理 昨年度に実施した奈良東大寺・鈴鹿専照寺・安土善徳寺等における史料調査の成果としての史料調書・史料画像データを整理し入力作業を行い、データベース化を進めつつある。なお成果の一端は、整理の進行に応じて、逐次史料目録として刊行する予定である。 2史料調査の実施 7月に京都醍醐寺、9月に愛媛善応寺・伊予国分寺、1月に奈良醍醐寺において史料調査を実施し、史料の個々について調書を作成するとともにカラー画像の撮影を行った。また10月に奈良円城寺に赴き、本尊大日如来造像の調査を行うとともに、その経緯を語る縁起類の所在を確認するとともに、来年度に調査を実施する準備作業を行った。 3定期的な研究会の実施 隔月で研究会を実施し、史料調査において蒐集した真言・法相・三論・真宗の聖教を素材として、新たな研究成果を報告するとともに、建築史・美術史・仏教学の研究者の参加を得て、異なった視点からの議論を深めつつある。 4シンポジウムの開催 11月に日本女子大学において、二日間にわたりシンポジウム「醍醐寺の歴史と文化財」を開催した。初日には史料の保存・管理と活用について、二日目には聖教を用いた歴史的な研究成果について研究報告を行った。シンポジウムの成果は、平成22年度中に刊行予定である。 5史料目録の刊行 定期的に調査を実施した護国寺所蔵の「護国寺日記」・「護持院日記」について、史料調書のデータに整理を加え、配列して史料目録を編集しこれを刊行した。
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