(1)GISを共通の技術基盤としたデータベースの作成:対象とする時代・地域の遺跡の位置(国土座標)と内容についてのデータベースを作成する。ポピュレイション変動の要因のひとつである環境変化については具体的なデータに乏しい中国地方縄文時代を中心にフィールドワークで新たな情報を得る。 (2)シミュレーション・モデルの構築:民族誌や文献史料からシミュレーションに応用可能な関数とパラメータを検討する。パラメータを実験により変更してシミュレーションを実施し、考古学的データと比較する。 (3)分析:遺跡と遺物それぞれについて、分布密度・構造評価とそれらの時空間相関分析を行い、結果を重ね合わせる。GIS による分析結果と、シミュレーション分析の結果とを再現性について比較し、パラメータを検証する。
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