本年度は、前年度に引き続き、「国際貿易・投資紛争の解決における透明性」に関して、連携研究者および海外共同研究者と意見交換を行うとともに、2009年8月に東京大学で開催されたアジア国際法学会第2回研究大会において、Transparency in International Trade and Investment Dispute Settlementというテーマでパネルディスカッションを実施した。 パネルディスカッションは、大会2日目の2009年8月2日に、東京大学安田講堂で実施した。パネルでは、研究代表者が司会を勤めるとともに、海外共同研究者のFederico Ortinoロンドン大学キングズ・カレッジ上級講師、Peter Lallas世界銀行査察パネル事務局長、Florentino Feliciano元WTO上級委員会委員が、担当する研究テーマについて報告し、同じく海外共同研究者のDaniel Magraw国際環境法センター代表がコメントを述べた。引き続いてフロアも交えて意見交換を行った(11を参照)。 以上の報告のうち、Ortino氏、Lallas氏の報告の概要は、アジア国際法学会東京大会のホームページに掲載されている(13を参照)。 その後、パネルでの議論を踏まえて、各参加者が研究成果のとりまとめ作業を進めている。
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