研究課題/領域番号 |
20330028
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
中野 勝郎 法政大学, 法学部, 教授 (70212090)
|
研究分担者 |
杉田 敦 法政大学, 法学部, 教授 (30154470)
細井 保 法政大学, 法学部, 教授 (40440094)
川崎 修 立教大学, 法学部, 教授 (80143353)
川原 彰 中央大学, 法学部, 教授 (30224819)
山崎 望 駒澤大学, 法学部, 講師 (90459016)
|
キーワード | 政治理論 / 市民社会 / 立憲主義 / 共和主義 / 国家 |
研究概要 |
1.研究会の実施(2008年6月21日於中央大学) 本年度の計画である基礎的研究の中の「近年のセキュリティ論」および「立憲主義の理論的検討」について、研究分担者山崎望が「現代社会におけるセキュリティとデモクラシー」また研究担当の高橋和則が「専制・マルティチュード・超法規的なもの」の題で報告を行った。これらの報告によって、本研究に携わる者の基本的認識の確認と共有が得られた。 2、研究会の実施(2009年1月17日於法政大学) 本年度の計画にある「グローバル化における立憲主義の現状」について理解を深めるべく、憲法学者長谷部恭男氏(東京大学教授)を招聘し、「立憲主義の意義と憲法9条」の題で専門的知識の提供を得た。本研究にとって中心的課題に関わる報告であり、研究に携わる者の立憲主義についての理解の向上に対し極めて大きな役割を果たしたものである。 3.合宿形式での共同研究会の実施(2008年9月1、2日於長野県松本市) 本研究課題の主要な目的である政治理論と憲法学の交錯という観点から、憲法学者との交流を深めるべく、現代政治理論の論客の一人である姜尚中氏の著書『マックス・ウェーバーと近代』について細井が報告をおこなった。また、参加した憲法学者たちからは、日本とアメリカにおける近年の立憲主義の動向レヴューも交えた報告を受け、その後、踏み込んだ質疑と積極的な意見交換をおこなった。中堅、若手の憲法学者たちとの交流、及び議論は、本研究課題の遂行上、たいへん有意義なものとなった。
|