研究課題/領域番号 |
20330039
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
渡会 勝義 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80097196)
|
研究分担者 |
新村 聡 岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (00167561)
江里口 拓 愛知県立大学, 文学部, 准教授 (60284478)
小峯 敦 龍谷大学, 経済学部, 教授 (00262387)
|
キーワード | 経済思想史 / 経済学史 / 社会思想史 / 人口問題 / 貧困問題 / 社会政策 / 社会福祉 / 社会保障 |
研究概要 |
毎年国際コンファレンスをイギリスについてと国際比較の2部構成で開催し、ほぼ計画に従って進んでいる。イギリスにおけるこのテーマでの研究はイギリス人研究者の協力も得てかなり進展し、一つの通史としてまとめられる段階に達したといえる。研究代表者と分担者はそれぞれイギリス経済思想史に関して各自が専門とする時期について研究を進め、英語論文を執筆している。今年度は以上に加えて、イギリスからJohn Vint (Manchester Metropolitan University), Michae 1 Quinn (London University)に論文の執筆を依頼し、報告をしてもらったことにより、欠落部分をかなりの程度補うことができた。残った部分としては、ケインズに於ける人口や貧困・福祉の議論の研究がある。国際比較に関しては、スウェーデンからM. Lundhal (Stockholm School of Economics),フランスからGilbert Faccarello (University of Paris)、ドイツからToni Pierenkemper (Koeln University)、イタリアからClaudia Sunna (Salento University)にそれぞれの国における人口・貧困・福祉に関する経済思想について論文の執筆を依頼し報告をしてもらった。日本に関しては、研究代表者の渡会が江戸時代から明治にかけての時期に関して研究を進め、報告を行った。その結果国際比較ある程度行うことができてきたが、この面に関してはさらに研究を発展させる必要がある。 以上を総合して、全体的な計画の現在(4年のうち3年目)までの達成度は、目標の約70%程度と評価している。
|