研究課題
本研究の3年目を迎え、申請時の研究実施計画に従って研究活動を行った。発行後に償還権が付与された金融資産の評価モデルの役割とモデルのアカンタビリティについて研究を行った。また新しい金融資産の評価モデルの応用としてサプライチェーンマネジメントにスポット市場を組込むモデルの研究も行った。本年度も昨年に引き続きサブプライムローンに端を発した金融危機を金融工学の立場からCDSの公正な評価とその前提となった格付けの問題点と破綻確率の推定について検討した。投資家保護の視点から損失額に上限を設定するコーラブル仕組商品の評価モデルの構築をした。また、不完全情報の下での外国直接投資の分析をリアル・オプションによって理論と実証の観点から実施した。これらの研究成果はオペレーションズ・リサーチ、現代ファイナンス、European Journal of Operational Research、Journal of Real Options and Strategy、Asia-Pacific Journal of Operational Researchなどの学会誌等に掲載され、日本OR学会、INFORMS、EURO OR/MS、日本ファイナンス学会、日本リアル・オプション学会などの国内学会および国際学会等で研究発表した。さらに、従来の在庫管理モデルとファイナンスの資産評価モデルとの架橋を試みる研究も継続して実施した。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 9件) 学会発表 (10件) 備考 (1件)
Nanzan Management Review
巻: 25 ページ: 109-120
European Journal of Operational Research
巻: 206 ページ: 123-130
Asia-Pacific Journal of Operational Research
巻: 27 ページ: 189-209
巻: 27 ページ: 227-242
Journal of the Operations Research Society of Japan
巻: 53 ページ: 136-148
Advanced Reliability Modeling IV edited by Chukova, S., Haywood, J.and Dohi, T.(McGraw-Hill)
ページ: 153-160
ページ: 169-176
ページ: 548-555
現代ファイナンス
巻: 22 ページ: 17-43
オペレーションズ・リサーチ
巻: 55 ページ: 290-294
Accepted to "Proceedings of KEIR-TMU Finance Workshop"
巻: (掲載確定)
https://nzn.jim.nanzan-u.ac.jp/rd/search/researcher/013433/achievements-j.html