研究課題
基盤研究(B)
労務管理が生成し成立してきた条件を明らかにすることを主たる目的として、研究組織の編成と、年度別の研究計画を以下のとおり策定した。A 研究組織は、7つの個別事例の分担を決めるとともに、「職業世界」の諸要素をその機能に注目して一般化する予備作業と、「職業世界」と労務管理の相互関係を規定する中心的な要素を検出する作業については、4つの作業グループを編成して、研究遂行の分担と責任を明確にした。B 年度別計画は、まず平成20年度に、(1)労務管理に関係する諸要素の洗い出しを先行させ、(2)諸要素の一覧表および相関図を仮に描出し、また(3)関連する研究者との交流および研究の妥当性のチェックを受けることとした。平成21年度は、(4)各事例に即して「職業世界」を再構成することに力点をおくとともに、(5)研究成果の中間的な発表にも注力することとした。平成22~23年度は、残された計画項目((6)「職業世界」と労務管理の相互関係の叙述、(7)女性・少年および移民に関する準備作業、(8)諸要素の一般化と比較労務管理史の基準設定に取り掛かるとともに、研究成果の公開と交流、外部からの評価・助言をさらに進めることとした。平成23年度はこのほかに、(9)「生活世界」再構成のために必要な要素の仮設にも予備的に取り組むが、本格的には本研究の次のプロジェクトに委ねることが予定されている。
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