(1)考古資料や文献史料などの諸史料を駆使して、寛永通寳を代表とする近世銭貨の生産と流通の実態を解明する。 (2)金属組成分析など自然科学からのアプローチにより、銭貨の特徴把握や鋳造技術の解明を図る。 (3)中国・朝鮮・ベトナムの銭貨流通について、出土銭貨の分析からその状況を把握し、共時性について検討する。 (4)国家間交易による銭貨および金属原材料の動態を、海域アジアという広域経済圏の中で位置づけて考察をおこなう。 (5)出土銭貨データベースなど研究成果をホームページ上で公開をするとともに、グローバルネットワークの構築によって情報の共有を目指す。また、各種学会で研究成果を公表する。
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