研究分担者 |
岩田 智 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00232679)
平本 健太 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00238388)
谷口 勇仁 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (60313970)
岡田 美弥子 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (30333587)
坂川 裕司 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (40301965)
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研究概要 |
4月~9月 (1)パイロット・スタディの結果を踏まえて,分析枠組を完成させた。(2)各自1ないし2事例を選定し,詳細な事例研究(メインリサーチ1)を開始した。(3)参与観察を本格的に開始した。 10月~3月 (1)日米の事例研究を継続した。(2)次年度に行う質問票調査のための予備調査を開始するとともに,質問票の具体的なストラクチャーの検討を行った。(3)国内の事例研究を一層精緻化するために,次の組織との交流を行った。一橋大学大学院商学研究科,防衛大学校社会科学教室,京都産業大学経営学部 現時点で次の仮説命題が導出されている。命題(1):協働には,継続的な参加者と一時的な参加者が混在する。命題(2):協働の捉え方は参加者によって異なる。命題(3):参加者間には資源の相互補完性がある。命題(4):社会・政治・経済環境が変化する場合,協働の契機となる問題が認識・定義される。命題(5):協働アクティビストは,具体的問題を含むアジェンダを設定する。命題(6):協働への社会的注目度が大きくなる場合,組織のやる気は高まる。命題(7):協働の危機を乗り越えようとする場合,組織のやる気は高まる。命題(8):新たなプログラムを開始しようとする場合,組織のやる気は高まる。命題(9):協働の進展とともに,ガバナンスが形成される。命題(10):協働の先例は,同一の領域内および他の領域に波及する。命題(11):協働アクティビストが,複数の重層的に連結された場を設定・活用する場合,協働の実現可能性が高まる。
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