研究分担者 |
平本 健太 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00238388)
岩田 智 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00232679)
谷口 勇仁 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (60313970)
岡田 美弥子 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (30333587)
坂川 裕司 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (40301965)
相原 基大 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (40336144)
宇田 忠司 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (80431378)
横山 恵子 神戸学院大学, 経営学部, 教授 (00349325)
菅原 浩信 北海学園大学, 経営学部, 教授 (70382471)
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研究概要 |
本研究は, NPO,政府,企業という異なるセクターに属する3つの主体の協働によって,新しい多元的な社会的価値の創出に成功している7つの先駆的事例を詳細に分析することによって,戦略的協働が形成・実現・展開されるプロセスの解明を試みたものである。 最初に,先行諸研究に批判的検討を加え,独自の理論的枠組である「協働の窓モデル」を開発した。このモデルは,協働が形成・実現・展開されていくプロセスを経時的・動態的に記述・分析することが可能なフレームワークである。7つの事例の分析は,この「協働の窓モデル」にもとづいて行われた。分析の結果は,戦略的協働の本質をあらわす18の命題として提示された。 本研究の意義は,次の3つである。第1に,協働の窓モデルを開発し,その有効性を確認した。第2に,戦略的協働が「なぜ」そして「どのように」形成・実現・展開されるのかを正確に記述・分析し,戦略的協働の全体像を解明した。第3に,戦略的協働の実践家である協働アクティビストの行動指針を提示した。
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