本年度は、アンケート調査実施準備がメインであり、そのための文献研究を行うとともに、国際比較研究を実施するための調査票の設計と調査方法等の検討を主に行った。そのために、日本に研究者を招き、またこちらから訪欧して打ち合わせを行うなどして準備を進めた。また、プリテストを兼ねて実施した沖縄コールセンター訪問調査には、フランスの連携研究者である野原氏も同行し、問題関心の共有化を行うことができた。 これらの活動を通じて、共通調査票(日本語のものをベースとすることとした。仏、独の研究者とも日本語を解するため)を確定した。これに基づき、フランスでは、アンケート調査を開始し、4月はじめの段階で、約250票を確保している。 調査票がある程度固まった段階で、調査対象企業に協力依頼を開始した。こちらはある程度予想されたことだが、難航している。とくに、コールセンター業務受託専業企業(アウトソーサーと呼ばれる)は、クライアント企業との関係から調査協力に難色を示しているので、なんらかの対応策を講ずる必要があることがわかった。 調査票がある程度固まった段階で、調査対象企業に協力依頼を開始した。こちらはある程度予想されたことだが、難航している。とくに、コールセンター業務受託専業企業(アウトソーサーと呼ばれる)は、クライアント企業との関係から調査協力に難色を示しているので、なんらかの対応策を講ずる必要があることがわかった。
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