研究概要 |
本研究は,技術受容モデル(Technology Acceptance Model)を応用し,ネットワーク外部性を有する新製品の普及に関する概念モデルの構築と実証研究を行なうものである。具体的には,ネットワーク外部性の構成概念である直接的外部性(知覚された普及状況),間接的外部性(知覚された補完財の普及状況)と,技術受容モデルの主要な構成概念(知覚された有用性,使いやすさ)との相互関係,さらには消費者間のクチコミや相互観察といった消費者変数,企業によるプロモーションといったマーケティング変数,企業・製品ブランド等の変数を新たに導入し,より精緻なモデルを開発した上で,相互の因果関係を時系列的に収集した大規模サンプルで検証する。
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