研究課題/領域番号 |
20330099
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
斎藤 義則 茨城大学, 人文学部, 教授 (70162245)
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研究分担者 |
齋藤 典生 茨城大学, 人文学部, 教授 (80091859)
佐川 泰弘 茨城大学, 人文学部, 教授 (50311585)
中田 潤 茨城大学, 人文学部, 准教授 (40332548)
原口 弥生 茨城大学, 人文学部, 准教授 (20375356)
小原 規宏 茨城大学, 人文学部, 講師 (40447214)
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キーワード | 都市農村交流 / 中山間地域 / 条件不利地域対策 / 地域再生 / バイオエネルギー / ライフスタイル / 自給的くらし / 共生自給圏 |
研究概要 |
平成23年度は、各調査の補足調査と4年間の研究成果をまとめて報告書を作るのが主要な目的であった。報告書は、研究課題名と同じにして、次のような目次構成になっている。 1. 自治体農政と中山間地域対策の実相(齋藤典生) 2. EUの直接支払制度とフランスの条件不利地域支払い(佐川泰弘) 3. 岩手県葛巻町の地域再生事例(下天广浩) 4. バイオエネルギー村ユーンデ(ドイツ)生活環境再編に向けた討議民主主義の可能性(中田潤) 5. 「都市農村交流」について-共生の視点から(帯刀治) 6. 茨城県大子町黒沢地区における農村集落構造(小原規宏) 7. 大子町区長アンケートから見た住民組織の変容と地域外住民を受け入れる可能性(斎藤義則・俵祐輔) 8. ライフスタイル提案型の都市農村交流の実践と課題 9. 「自給的くらし」を媒介とした交流体験と「共生自給圏」の構築を目指した地域再生(斎藤義則) 10. 補足調査は各自で行ったが、8月28日(日)には、「山里の涼を求めて」と題する都市農村交流を実施した。3.11の影響があるにもかかわらず36名の参加があり、前回の都市農村交流に参加した人が大半で今後も企画があれば参加するという方が多かった。地元でも固定的な組織を作ろうとする意識が芽生えてきており、宿泊させてくれる農家が増え、農家レストランと協働すれば都市農村交流の仕組み一応作られたことになる。「自給的くらし」については地元住民の認識は未だ弱く、黒沢地区全体に広まっているわけではないので、旧村である黒沢地区を「共生自給圏」として位置づけた。
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