研究課題/領域番号 |
20330108
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
渡辺 秀樹 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (30114721)
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研究分担者 |
中山 慶子 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (20167117)
竹ノ下 弘久 静岡大学, 人文学部, 准教授 (10402231)
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キーワード | 青少年 / 社会化 / ネットワーク / 日韓比較 |
研究概要 |
青少年の社会化環境について、社会化ネットワークと教育達成との関係を中心に、日韓比較研究を実施した。21年度は、とくに調査データの収集に努めた。 1、首都圏での中高生を対象とするインタビュー調査の実施。2年前のインタビュー協力者に対する追跡調査をおこなった。友人関係の変化や、進路希望の変化などについて、あらたなデータを獲得した。 2、ソウルでのインタビューデータの分析のため、翻訳(ハングル→日本語)依頼をおこない、比較分析に備えた。 3、首都圏において、中高生を対象としたアンケート調査を、年明けに実施した。調査票は、ソウルでの調査(NYPI:国立青少年政策院による)と比較可能なかたちで設計した。 4、東京とソウルで、中高生の母親を対象に、同一調査票によるインターネット調査を実施した。インターネット調査は、実験的試みであるが、中高生を対象とする調査に合わせて、その保護者である母親調査のデータを得る意義は大きいと判断した。 研究代表者/研究分担者のほか、研究協力者として慶應義塾大学社会学研究科の出身者および博士課程在学者と韓国の国立青少年政策院の研究者の共同研究会を実施し、国際フォーラムに参加して、この研究のグループとしてセッションを持った(2回)。 これらを踏まえて、最終年度(22年度)に向けて、この領域の文献/データの分析を進めた。
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