研究課題/領域番号 |
20330109
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
野宮 大志郎 上智大学, 外国語学部, 教授 (20256085)
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研究分担者 |
西城戸 誠 法政大学, 人間環境学部, 准教授 (00333584)
矢澤 修次郎 成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (20055320)
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キーワード | グローバル社会運動 / 住民意識 / 市民活動 / G8サミット / 環境運動 / 運動の新しい質 / NGO / 情報化社会 |
研究概要 |
2008年度に開始した本プロジェクトは2年目で大きく展開した。2008年度はG8洞爺湖サミットにおける市民社会活動に関するデータ収集とその実態把握に力点が置かれたが、2009年度はより広く世界各地のグローバル市民活動の把握と理解を進めるべく調査研究を行った。全体として、当初想定していた研究計画よりも速いペースで研究が進んでいる。2009年度に遂行した具体的な調査研究活動は以下の通りである。 1) 世界各地におけるグローバル社会運動の調査 ローマでのG8サミットにおける市民運動(2009.7)、ピッツバーグでのG20における活動(2009.9)、コペンハーゲンでのCOP15における市民活動(2009.12)を中心に、調査研究を行った。 2) グローバル社会運動関係歴史資料の収集と分析 1999年シアトルにおける反WTO運動、2000年沖縄サミット時の市民運動などについて、チラシ、主催運営団体会合記録、写真などを収集した。また当時の参加者からインタビューにて情報を収集し、分析を行った。 3) 研究プロダクトの公表 a) 報告書・学術雑誌・書籍:2008年度に行った質的調査(札幌近郊諸市民活動調査)と量的調査(洞爺湖周辺自治体調査)の報告や、収集データに基づく研究成果を発信し貢献した。 b) 学会・国際会議:2009年9月に行われた東アジア社会学者ネットワーク会議や11月の日本社会学会を中心に研究者に対する口頭報告を行った。 c) 講演会・報告会:おもに一般市民や学生を対象に、現在世界の各地で起こっている市民活動について報告し、一般社会に情報・知識を還元した。
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