研究課題/領域番号 |
20330115
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
荻野 昌弘 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90224138)
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研究分担者 |
古川 彰 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90199422)
山 泰幸 関西学院大学, 人間福祉学部, 准教授 (30388722)
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キーワード | 社会学 / 文化人類学 / 民俗学 / 歴史学 / 哲学 / 戦争 / 記憶 / 負の遺産 |
研究概要 |
本研究の初年度にあたる今年度は、太平洋戦争時における日本国内及び旧植民地、中国大陸など関連諸地域に関する現地調査及び関連諸機関との協力関係の構築に努めた。 本年度の主な成果は次の通りである。 (1)フランスHaute Savoie地方にて、戦争の記憶について国立科学研究所・研究員と共同調査。bibliotheque de filmにて、第2次世界大戦期の映画に関する資料収集。 (2)イギリスにおける戦争の展示について、帝国戦争博物館にて資料収集、視察を実施。ロンドン郊外のレッチワースにて、戦後日本の土地活用のモデルとなった田園都市を視察。 (3)ハンガリーのクサーントゥシュ・ヤーノシュ博物館にて、ハンガリー、ジュールにおける戦争の記憶の展示の視察。パンノンハルマやブタペストの王宮地下迷路にて、世界遺産化・「負」の遺産化を調査。 (4)北九州小倉の旧軍用地の土地活用の現状を視察。旧軍用地とその現在の活用に関する資料を収集。 (5)沖縄県渡嘉敷島にて、第二次世界大戦末期の集団自決跡地、白玉の塔、歴史民族資料館等を視察。集団自決に関する島民の認識、慰霊祭への参加に関して聞き取りを実施。 (6)中国延辺朝鮮族自治州にて、旧満州の軍用地跡を調査。延辺大学の社会学者と意見交換を行った。 (7)中国雲南省にて、戦時期の要衝地が戦後どのように利用されてきたのか、雲南社会科学院の研究者たちと情報交換。また、少数民族イ族の伝統舞踊の文化遺産化と観光の関係について調査した。
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