| 研究課題/領域番号 |
20330123
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| 研究機関 | 東洋大学 |
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研究代表者 |
森田 明美 東洋大学, 社会学部, 教授 (70182235)
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| 研究分担者 |
相馬 直子 横浜国立大学, 経済学部, 准教授 (70452050)
唐田 順子 西武文理大学, 看護学部, 准教授 (60440012)
中原 美恵 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (30337703)
出川 聖尚子 熊本学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (90329045)
上田 美香 東洋大学, 人間科学総合研究所, 客員研究員 (60366507)
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| キーワード | 10代親 / 子育て支援 / 日韓比較 / 就労支援 / 母子生活支援施設 / ひとり親 |
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| 研究概要 |
日本では、10代の妊娠・出産・子育ての実態を把握し(1)八千代市の協力を得て地域で暮らす10代親を対象とした、妊娠・出産・子育て期までの継続したインタビュー調査(2009年1月から実施中)、(2)オンラインおよびオフラインで交流を深めている10代親グループに対して本研究の協力を依頼し、2か月に1度の日曜日、4か月～3歳の子どもを連れて集まってくるメンバーに人間科学総合研究所のフロアをオフ会の会場として提供、おもちゃや昼食を用意し、子育ての状況のインタビューや親子の観察、支援の試行および意見交換を行った(2011年4月から2012年3月までに6回実施)。(3)地域における自立支援の効果的な方法を探るために、人間科学総合研究所で実施してきた(2)の当事者団体の活動を手掛かりにして、八千代市の子育て支援センターを会場にして、同様の形で3回のグループ活動を実施し、観察を行った。韓国では、地域で生活している10代親への調査は実施できなかった。だがこの間の関係者への働きかけにより、未婚母の家での支援が始まり、その取り組みと連動することによって、支援を受けているひとりで子どもを育てる10代親の実態と支援方法については詳細に知ることができた。また、前年度東日本大震災によって韓国調査と意見交換会を延期して2011年度実施したことを踏まえて、今年度は韓国が積極的に取り組み大きな成果を上げている就労支援について調査された内容を分析し、韓国支援モデルとして、救世軍ソウル母と子の家の指導員と共同研究が進み、救世軍では10代親支援の事例集として12月末に出版され、この研究へ参加することによって支援の方法を日本から学び、韓国方式として取り組むことができたと記載され、韓国内の10代親支援の研究、実践団体から本研究が高く評価されて、注目度が上がったということができる。この点については、日本での取り組みがほとんど行われていないことから今後、本研究としても取り組みたい課題であると考えている。
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