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2010 年度 実績報告書

発達障害の早期診断・早期介入システムの開発実践

研究課題

研究課題/領域番号 20330145
研究機関宮崎大学

研究代表者

立元 真  宮崎大学, 教育文化学部, 准教授 (50279965)

研究分担者 布井 博幸  宮崎大学, 医学部, 教授 (50218260)
池ノ上 克  宮崎大学, 理事 (60232211)
鮫島 浩  宮崎大学, 医学部, 教授 (50274775)
佐藤 正二  宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (30107205)
佐藤 容子  宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (50196284)
キーワード発達障害 / ペアレントトレーニング / 周産期睡眠リズム形成 / LD / ADHD
研究概要

本研究は,以下の3つの仮説・問題を検討することを目的として,研究を継続中である。
(1)胎児期の睡眠リズム形成状況の発達障害の予測可能性
(2)リスクを持つ子どもへの早期介入による,保護者・子どもの行動への効果検証
(3)リスクを持つ子どもへの追加的介入プログラムの改善効果検証
目的(1)のために,引き続き,周産母子センターにおいて出生した子どもから,睡眠リズムの形成が遅れた子ども,睡眠リズムの形成が通常である子ども,低体重で出生した子どもを抽出し,発達検査の査定および診断を行った。
さらに,保護者評定による「子どもの行動傾向測定尺度(CSB-RS)」によって日常の子どもの行動傾向を測定した。なお、CSB-RSについては、標準化および測定の妥当性・信頼性確認のデータを論文化した。
目的(2),(3)については,発達障害リスクのある子どものための,標準的介入プログラムおよび追加的介入プログラムの実践を継続している。標準介入プログラム、および、追加的介入プログラムとしての「養育スキル教室」については,計画の前半において得たデータをまとめ、それぞれ発表した。さらに、標準介入のプログラムにおける副次的な効果を国際学会において発表した。
本研究の成果は、今年度末までにひととおりまとめる。しかし、調査対象児にみられる神経学的・心理学的な問題が予想以上にバラエティに富んでいるため、明確な結論を導くためにはさらに多くのサンプルが必要であり、活動を継続していく研究上の理由が明らかになってきた。さらに、周産母子センターと障害が明らかになった子どもの療育センターを繋ぐ機関としての機能が評価されてきたため、活動を安易に中止できない事由も生じてきた。そのため、次年度は、調査サンプルを増やす試みを続けるとともに、より効率をあげつつ活動を継続していく方策を模索していく。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (4件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 保護者評定による子どもの社会的行動評価尺度の作成2011

    • 著者名/発表者名
      立元真, 古川望子, 福島裕子, 永友絵理
    • 雑誌名

      宮崎大学教育文化学部附属教育実践総合センター研究紀要

      巻: 19 ページ: 39-47

  • [雑誌論文] 保育者の養育スキル研修が幼児の行動に及ぼした効果2011

    • 著者名/発表者名
      立元真, 古川望子, 福島裕子, 永友絵理
    • 雑誌名

      宮崎大学教育文化学部紀要24号教育科学

      巻: 24 ページ: 1-10

  • [学会発表] リスクを抱える子どものための個別BPTフォローアップ~基本BPTセッションの効果と維持~2010

    • 著者名/発表者名
      立元真, 福島裕子, 古川望子, 永友絵理
    • 学会等名
      日本行動療法学会第36回大会
    • 発表場所
      愛知県産業労働センター
    • 年月日
      2010-12-05
  • [学会発表] 保育者の養育スキル研修が幼児の行動に及ぼした効果2010

    • 著者名/発表者名
      立元真
    • 学会等名
      日本乳幼児医学・心理学会第20回大会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2010-12-04
  • [学会発表] THE EFFECT OF PREVENTIVE BEHAVIORAL PARENT TRAINING TOMOTHERS HAVING PRESCHOOL CHILDREN2010

    • 著者名/発表者名
      Shin TATSUMOTO
    • 学会等名
      The EABCT 2010 XL Congress of Europeanfor Behavioral and Cognitive Therapies
    • 発表場所
      Mlan
    • 年月日
      2010-10-10
  • [学会発表] 出生時にリスクを認められた子どものフォローアップ介入~ペアレント・トレーニング介入による発達支援の試み~2010

    • 著者名/発表者名
      立元真, 永友絵理, 古川望子, 福島裕子
    • 学会等名
      日本赤ちゃん学会第10回学術集会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2010-06-10
  • [備考]

    • URL

      http://www.cc.miyazaki-u.ac.jp/s-tatsu/pmt.html

  • [備考]

    • URL

      http://www.cc.miyazaki-u.ac.jp/s-tatsu/pmt2.html

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公開日: 2012-07-19  

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