研究課題
1.研究会およびワークショップ 2010年7月31日には小松佳代子氏(東京藝術大学)と松下佳代氏(京都大学)を招いて、10月9日には星加良司氏(東京大学・バリアフリー教育開発研究センター)を招いて、それぞれ研究会を開催した。また、11月12日には、「エヴァ・キティ『愛の労働』をめぐって」と題して、エヴァ・キティ氏(ニューヨーク州立大学)を招いてワークショップを行った。以上の研究会、ワークショップを通して、人間の能力を引き出し構築しようとする現代的動向が明らかになるとともに、その言わば影の部分として様々な「障害」が構築されている現実も浮き彫りになった。この「障害」問題との関わりで教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センターとの交流を深めることができた。2.国際シンポジウム こうしたバリアフリー教育開発研究センターとの交流の一つの成果として、2011年2月19日にセンターとの共催で国際シンポジウム「人と人との間のバリアフリー」を開催し、「障害」問題に表われる能力観の諸相を国際的なレベルで議論することができた。3.学会発表 学会レベルでは、河野哲也(立教大学)、松丸啓子(高千穂大学)の両氏とともに教育哲学会大会においてラウンドテーブル「心の哲学と「力」の概念」を企画・開催した。この他、日本教育学会大会において、3人の大学院生が本研究課題に関わる研究発表を行い、若手研究者の育成という本研究プロジェクトの所期の目的の一つをある程度果すことができた。
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Proceedings of the 4^<th> International Symosium between the Graduate School of Education, Kyoto University (Japan) and the Institute of Education, University of London (UK)
ページ: 27-33
Child Development
巻: 82 ページ: 674-686
臨床精神病理
巻: 82 ページ: 1-4
教育哲学研究
巻: 101 ページ: 44-51