研究課題/領域番号 |
20330160
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高橋 慎一朗 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10242158)
|
研究分担者 |
末柄 豊 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (70251478)
|
連携研究者 |
及川 亘 東京大学, 史料編纂所, 助教 (70282530)
川本 慎自 東京大学, 史料編纂所, 助教 (30323661)
加藤 玄 日本女子大学, 文学部, 准教授 (00431883)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2011
|
キーワード | 教育史 / 日本史 / 高等教育 / 寺院 |
研究概要 |
日本中世の大寺院が都市・社会とどのように連携し、いかなる教育普及活動を展開したのか?という問題を、一次史料の調査収集のうえに追究し、中世ヨーロッパとの比較の視点を加えつつ考察した。長期にわたって宗教者・学者の再生産機能を果たした大寺院は「大学」としての性質を備えていたが、個々の宗教者・学者の拠る子院・塔頭が主要な教場であり、個人の活動に依拠する点が大きい点で、近代的「大学」とは異なっていた。その反面、そうした宗教者と都市知識人層との個人的な交誼関係によって、社会一般への柔軟な教育普及活動も可能となっていたことが明らかになった。
|