手話・演劇・舞踊という身体表現と、言語的・非言語的コミュニケーションの関係を探り、それらを視覚的に認知することにより、他者の共感が養われることを証明し、言語的身体表現・非言語的身体表現を利用した他言語・異文化理解のための教育プログラムを開発することを目的とする。計画は以下の通りである。 (1)手話・演劇・舞踊の中の言語性・非言語性の解明を通して、教育への応用の可能性を探る。 (2)上記(1)をろう者と聴者の相互理解に応用して言語性・非言語性を比較検討する。 (3)手話・演劇・舞踊による共感を検証するための尺度を作成する。 (4)ろう者と聴者を演劇的手法・ダンスセラピーで理解させるプログラム試案を作成する。 (5)手話による演劇、手話を混ぜたダンスセラピーのプログラムを作成する。 (6)他者意識・共感の尺度を作って、上記プログラムの効果を測る。
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