研究概要 |
本研究は,教員養成系大学の中学校教員免許『技術』における教員免許更新制の円滑な導入・実施支援のために,日本産業技術教育学会が中心となり(1)大学への開設講座モデルカリキュラムの提供,(2)現職の学校教員への推奨講座診断システムの提供,(3)大学や学校教員への教員免許更新制に関連する各種情報の提供を行うシステム[技術科教員免許更新支援システム]を構築し,教員免許更新制の適切な実施を支援するのが目的である。 本年度は、技術科教員を対象として、上記(1)に焦点を当て、下記について実施した。 1「技術科教育」,「材料と加工」,「エネルギー変換」,「生物育成」,「情報」の5領域について,連携協力者及び日本産業技術教育学会の領域等分科会の協力を得て,1時間,3時間,6時間(試験時間を含む)を基本時数とする内容からなる、免許更新用モデルカリキュラムを構築した。そして、このモデルカリキュラムを、下記3のWebサーバ上で公開した。 2技術科教員の免許更新に関わる講習内容を検討するために,技術教育に力を入れている韓国釜山広域市の教育庁及び中学校訪問による技術教育の視察を通して,教員研修のための組織や内容に関する情報収集を行った。 3Webサーバを構築し,[技術科教員免許更新支援システム]のモデルカリキュラムに関する情報提供を開始した。トップページやリンク先のデザイン,および内容等は暫定的なものである。なお、公開URLは,「13.備考」に示した通りである。
|