研究課題
平成22年度は、平成20年度と21年度の研究成果をベースに次の研究を実施した。(1)平成21年度末に、学内に公表した「中間報告書」をベースにして、各コースにおいてカリキュラム改善のためのワークショップを実施した。このワークショップには、本科研関係者(研究分担者、授業改善・FD委員会委員)だけでなく、各コースの専任教員、本学教職大学院の兼担教員・非常勤講師、学校教育現場に通じた教員及び教職大学院生にも参加を求め実施した。(2)各コースのワークショップの後、「教職大学院のカリキュラム改善案」を作成し、平成23年2月27日に神戸国際会館において「教職大学院総合シンポジウム」を開催した。このシンポジウムには、教育委員会関係者、連携協力校関係者、外部評価委員会委員、教職大学院非常勤講師及び大学関係者等が参加し、議論を深めた。(3)「シンポジウム」での議論を受けて、「教職大学院のカリキュラム改善に関する調査研究報告書」を作成した。この報告書には、本調査研究に係る必要性と目的、研究実績、「共通基礎科目」、「専門科目」、「実習科目」、「課題研究」に係る改善案、改善に係る取り組み、「実習」、「課題研究」の評価に係る取り組み、参考資料等について記載した。(4)本報告書は、全国の教職大学院関係者や教育委員会、連携協力校の関係者に提供した。