研究課題
基盤研究(B)
フィンスラー構造や共形構造などの高次の幾何構造に付随する変分問題を多面的に研究した結果,次の諸事実を証明した.1)リーマン球面から正曲率をもつ弱ケーラー・フィンスラー多様体へのエネルギー最小な調和写像は,正則または反正則写像となる.2)閉リーマン面から複素フィンスラー多様体への正則写像でない調和写像の特異集合は,有限集合である.3)体積を保つ共形変形のもとで,正のスカラー曲率をもつアインシュタイン計量は,全Q曲率の安定な臨界点である.
すべて 2011 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (6件) 図書 (1件)
Differential Geometry and its Applications
巻: 29巻 ページ: 555-566
DOI:10.1016/j.difgeo.2011.04.037
Journal of Geometry
巻: 98巻 ページ: 91-113
DOI:10.1007/s00022-010-0057-8