研究課題
基盤研究(B)
光散乱におけるストークス・反ストークス成分の強度比を精密に測定し、光散乱の基礎表式から期待されるボルツマン因子との精密な比較を行った。酸化チタン結晶のEgフォノンモードにおいて、散乱強度比がボルツマン因子からずれ、モードのピークにおける値に近づく傾向を示すという結果が得られた。このずれは、通常は現象論的に取り入れられる不可逆的な緩和過程を考慮することが、光散乱におけるスペクトル拡がりを考える上で本質的に重要であることを示している。
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http://mph.fbs.osaka-u.ac.jp/skino/osakau/homepage%20watanabe/index.html