研究課題
基盤研究(B)
2007年に発見された強磁性超伝導体UCoGeにおける強磁性と超伝導の共存状態を、良質の単結晶を用いた微視的な核磁気共鳴の測定から調べた。強磁性転移後、試料の全領域が強磁性状態になり、超伝導は強磁性領域で起こっていることを実験的に示した。この結果は、強磁性と超伝導が微視的に共存していることを示す結果である。さらにUCoGeの磁気励起を調べた結果、低温域ではモーメント方向の縦ゆらぎが支配的であることを明らかにした。今回の実験で明らかになった磁気励起は、理論研究からスピン三重項超伝導に有利な磁気励起と指摘されていた励起である。これらの実験結果はUCoGeは超伝導対がスピンの自由度を持つスピン三重項超伝導体である可能性を強く示唆する結果である。
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