研究概要 |
熱進化により内部構造を持った微惑星が衝突破壊を起こすことによって,様々な組成や密度を持った小惑星・衛星を形成したと考えられる.本研究では,氷微惑星の圧密・焼結過程とその結果形成した多様な空隙率を持つ氷小天体の衝突破壊過程を実験的に研究し,氷小天体の空隙率分布と衝突破壊強度の空隙率依存性を明らかにした.また層構造を持つ岩石微惑星の表層に形成される衝突クレーターと微小天体の典型であるラブルパイル(岩塊集積)天体の衝突過程について実験的に研究し,クレーター形成に対する層構造の影響と衝突破壊過程に対する岩塊数や岩塊サイズの影響を明らかにした.
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