研究概要 |
二酸化イオウ(SO_2)の紫外線分解と質量非依存同位体分別の関係を調べるために、イオウの同位体置換アイソトポログ(^<32>SO_2,^<33>SO_2,^<34>SO_2,^<36>SO_2)の紫外吸収スペクトルを、183~330nm領域で、高分解能測定(0.1nm幅で0.05nm毎)を行った。4つのアイソトポログ間の吸収断面積は183~230nm領域で大きく異なり、SO_2の193nmレーザーによる紫外線分解実験の同位体分別と定量的に比較を行い、速度論的同位体効果で実験値が説明できることを示した。さらに酸素同位体置換アイソトポログ(^<32>S^<16>O^<18>O,^<32>S^<18>O_2;^<34>S^<16>O^<18>O,^<34>S^<18>O_2)の吸収断面積も見積もった。
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