紫外光下電圧印加によるMgO:LiNbO3分極反転構造作製とその光デバイス応用

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20360031
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用光学・量子光工学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 藤村 昌寿 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (80263218)
• 研究分担者: 栖原 敏明 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90116054)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 非線形光学 / 分極反転 / 擬似位相整合 / 光導波路 / 波長変換 / 光エレクトロニクス / ニオブ酸リチウム

研究概要

紫外光照射下常温電圧印加によるMgO:LiNbO_3周期分極反転構造作製について以下の成果を得た。
1)実効反転抗電界低減には波長331nm未満の紫外光が有効であることを見出した。
2)紫外光照射下での第1段階電圧印加と、その後の紫外光を照射しない第2段階の電圧印加により、周期分極反転構造を形成する方法を見出した。
3)導波路擬似位相整合第2高調波発生デバイスを試作し、理論予測に近い特性を得た。本方法の有用性が実証できた。

研究成果

• [雑誌論文] MgO : LiNbO_3 Waveguide quasi-phase-matched second-harmonic generation devices fabricated by 2-step voltage application under UV Light (2011)
  • 著者名/発表者名: M. Fujimura, E. Kitado, T. Inoue, T. Suhara
  • 雑誌名: IEEE Photon.Technol.Lett. (accepted)
  • 査読あり
• [学会発表] 紫外照射2段階室温電圧印加作製MgO:LiNbO_3周期分極反転構造を用いた導波路擬似位相整合第2高調波発生デバイス (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤村昌寿、北戸英理、井上敏之、栖原敏明
  • 学会等名: 第58回応用物理学関係連合講演会,25a-BF-3
  • 発表場所: 厚木
  • 年月日: 2011-03-25
• [学会発表] 紫外光下電圧印加によるMgO:LiNbO_3周期分極反転構造作製 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤村昌寿, 井上敏之, 栖原敏明
  • 学会等名: 応用物理学会励起ナノプロセス研究会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2010-11-06
• [学会発表] 紫外照射2段階室温電圧印加によるMgO:LiNbO_3周期分極反転構造作製 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤村昌寿、井上敏之、栖原敏明
  • 学会等名: 平成22年秋季応物学術講演会,16p-G-3
  • 発表場所: 長崎
  • 年月日: 2010-09-16
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://ioe.eei.eng.osaka-u.ac.jp/index.html