研究概要 |
テラヘルツ波を用いた高感度物質計測・局所センシングを実現するためのストリップ線路構成法に関する研究を行った.高感度物質計測に関しては,マイクロストリップ線路とコプレーナストリップ線路のフィルターには大きな差はなくいずれも有効であること,また分岐ストリップ線路構成を用いた差動検出により,時間領域分光測定における感度を約1桁向上できることを明らかにした.局所センシングに関しては,金属探針を一体化したストリップ線路により,波長の100分の1の空間分解能で,スペクトル情報も取得可能なセンサーを構成し得ることを明らかにした.
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