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2009 年度 実績報告書

分岐網形態を利用した電子基板冷却チャンネル設計法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20360076
研究機関金沢大学

研究代表者

山崎 光悦  金沢大学, 機械工学系, 教授 (70110608)

研究分担者 北川 章夫  金沢大学, 電子情報系, 准教授 (10214785)
秋田 純一  金沢大学, 電子情報系, 准教授 (10303265)
多田 幸生  金沢大学, 機械工学系, 准教授 (20179708)
北山 哲士  金沢大学, 機械工学系, 准教授 (90339698)
酒井 忍  金沢大学, 機械工学系, 助教 (80196039)
キーワード冷却チャンネル分岐網 / LSIパッケージ廃熱 / 電子基板廃熱 / 最適廃熱設計
研究概要

2年度目の計画に沿って実施し、以下の研究成果を得た。
1.大規模LSIパッケージの冷却チャンネル網の設計
20年度で得られた実験結果を元に,冷却チャンネル網設計法を評価・見直し,熱伝達型マイクロ冷却チャンネル網設計法の基本原理を考案した.その設計・評価法を利用して,大規模で複雑な熱源配置のLSIパッケージを対象に,本格的な分岐網マイクロ冷却チャンネルの設計を試みた.
2.大規模LSIパッケージの冷却チャンネル網の試作と冷却効率の検証
上記1で設計したマイクロ冷却チャンネル分岐網を内蔵する大規模LSIパッケージ試料を外部委託によって製作し,実際に通電して熱負荷を与え温度分布を計測することで冷却効率を実験的にある程度検証することができたが,同時にいくつかの具体的な問題点,実用化面での課題も明らかにした.
3.冷却マイクロチャンネル内臓LSIパッケージ・分岐網型冷却チャンネルシート併用による電子回路基板冷却シミュレーションと総合設計・評価
1で確立したLSIパッケージのマイクロ冷却チャンネル分岐網設計と初年度に確立した放熱シート型分岐網チャンネル設計を融合して,廃熱・冷却効率の高い,長寿命のLSIパッケージ設計法について具体的に検討した.そのために,熱伝導型廃熱と熱伝達型廃熱の両方を促進する冷却効率の良い冷却チャンネル網の同時最適設計(多目的最適化)について基本的な検討を終え,,その評価をシミュレーション・試作評価の両面で実施することを目下実施中である.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] プラスチック射出成形金型の三次元冷却管最適配置設計法2009

    • 著者名/発表者名
      松森唯益、山崎光悦、北山哲士
    • 雑誌名

      成形加工 21-11

      ページ: 699-705

    • 査読あり
  • [雑誌論文] プラスチック射出成形金型の冷却管最適配置設計法の研究(そり量と成形サイクル時間を考慮した設計)2009

    • 著者名/発表者名
      松森唯益、山崎光悦、土居由樹
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集C編 75-760

      ページ: 3347-3354

    • 査読あり
  • [学会発表] 多目的最適設計におけるトレードオフ分析法2009

    • 著者名/発表者名
      北山哲士
    • 学会等名
      日本機械学会2009年度年次大会
    • 発表場所
      岩手大学(岩手県)
    • 年月日
      2009-09-15
  • [学会発表] トレードオフ比を考慮した妥協点の算出2009

    • 著者名/発表者名
      北山哲士
    • 学会等名
      日本機械学会2009年度年次大会
    • 発表場所
      岩手大学(岩手県)
    • 年月日
      2009-09-15
  • [学会発表] 三次元FOAのための簡易有限要素の改良に関する検討2009

    • 著者名/発表者名
      山崎光悦
    • 学会等名
      日本機械学会2009年度年次大会
    • 発表場所
      岩手大学(岩手県)
    • 年月日
      2009-09-14

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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