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2008 年度 実績報告書

植物成長型アクチュエータの探究とそのレスキューおよび医療機器への展開

研究課題

研究課題/領域番号 20360113
研究機関東京工業大学

研究代表者

塚越 秀行  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (50313333)

キーワードレスキューロボット / アクチュエータ / 移動ロボット
研究概要

本研究では、自らホースのようなトンネル体を構築しながらその内部を移動することにより、劣悪な凹凸狭隘空間内部でも迅速な探査作業を行える移動ロボットを検討した。その最大の特徴は、1)外部の凹凸移動面と全く摺動せずにトンネルを構築でき、なおかつ、2)外部環境条件に左右されることなくトンネル内を移動できる点にある。考案したロボットは、長いチャック構造を有する帯状シート、円筒体、円筒体内部に装備する無限回転型アクチュエータから構成されている。回転型アクチュエータがファスナーを円筒体外周上で円運動させることにより、チャックが連結されながら螺旋形状のトンネルを形成する。同時、円筒体もトンネル内を螺旋のピッチ分だけ移動する。さらに、帯の幅を変えることにより、湾曲したトンネルを構築することも可能となる。災害現場での劣悪狭隘な瓦礫内探査と延命作業への応用を想定し、試作機の瓦礫環境における動作実験を行い、上記に提案した設計手法の有効性を検証した。試作機によるトンネル構築式移動実験を行い、移動面と摺動することなく前進後退動作を行えることを確認した。先頭に取り付けた有線カメラにより探査を行うことも可能となった。また150mm程度の隙間ならば乗り越えてトンネルを形成することができた。
さらに、液状樹脂を温度制御して固める手法を用いて方向操舵として優れた特性を生成できることが確認できた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] Grow-Hose-I : a Hose Type Rescue Robot Passing Smoothly through Narrow Rubble Spaces2008

    • 著者名/発表者名
      Ichiro KIRYU, Hideyuki TSUKAGOSHI, Ato KITAGAWA
    • 学会等名
      Proceedings of the 7th JFPS International Symposium on Fluid Power
    • 発表場所
      富山
    • 年月日
      2008-09-17
  • [学会発表] トンネル構築式移動探査ロボットにおける方向操舵手法の研究2008

    • 著者名/発表者名
      本田駿輔, 塚越秀行, 北川能, 大沼宏陽
    • 学会等名
      日本機械学会ROBOMEC2008
    • 発表場所
      長野
    • 年月日
      2008-06-05
  • [学会発表] トンネル構築式移動探査ロボットの推進原理2008

    • 著者名/発表者名
      大沼宏陽, 塚越秀行, 北川能
    • 学会等名
      日本機械学会ROBOMEC2008
    • 発表場所
      長野
    • 年月日
      2008-06-05
  • [学会発表] がれきと摩擦なく推進・方向操舵可能なレスキュー探査ホース:Grow-hose-I2008

    • 著者名/発表者名
      吉柳一郎, 塚越秀行, 北川能
    • 学会等名
      日本機械学会ROBOMEC2008
    • 発表場所
      長野
    • 年月日
      2008-06-05

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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