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2009 年度 実績報告書

立体パターニングと垂直形状形成技術による三次元実装配線の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20360116
研究機関香川大学

研究代表者

大平 文和  香川大学, 工学部, 教授 (80325315)

研究分担者 佐々木 実  豊田工業大学, 工学部, 教授 (70282100)
キーワードMEMS / 実装技術 / 配線形成 / スプレーコート / 斜め露光 / 三次元実装 / 垂直面形成
研究概要

21年度は昨年度に原理確認した技術を基盤として、以下の技術開発を進めた。
1. 高精度垂直面配線技術
スプレーコートの適正塗布条件を把握し、高さ600ミクロンの段差部へのレジスト塗布を可能とした。また、この寸法の適正露光のため、斜め露光条件を把握した。この時、露光条件により、配線部の幅が数十ミクロン程度まで広がることを明らかにした。適用対象である配線幅と間隔より、この程度の広がりは実用上問題ないことを確認した。このパターニングした配線部にTi,Pdをスパッタで形成し、リフトオフした後、Niメッキを行った。ここで無電解メッキの条件を把握した。適正温度、時間を把握して、厚さ数ミクロンの配線の形成を実現した。現在、無電解メッキを行った際に生じることがある配線部以外へのNi形成が課題である。この原因究明を行うため、メッキ前の処理条件や、リフトオフ条件などのパラメータを変更し適正条件を把握している。
2. 貫通配線形成技術
シリコン(110)面の結晶異方性エッチング技術を利用した垂直角柱形成技術において、ダイシングを利用することにより、角柱の間隔が100ミクロン以下の形成が可能であることを示した。また、事前形成合わせマークを用いたアライメシトを行うことにより、結晶方位と高精度な方立合わせができることを確認した。これらの方法を駆使し、本方法を高アスペクト比の角柱の形成に適用することにより、高さ数百ミクロン、幅50ミクロン程度の角柱形成を可能とした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Application of micro-nano technologies for optical and biological fields2009

    • 著者名/発表者名
      大平文和
    • 学会等名
      MIPE 2009
    • 発表場所
      茨城、筑波国際会議場
    • 年月日
      2009-06-16
  • [備考]

    • URL

      http://www.eng.kagawa-u.ac.jp/~terao/

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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