研究課題
個別部品を用いたCRLH線路をプリントボード上に製作し評価した結果、インダクタのパッケージングに起因する寄生抵抗による信号劣化が軽視できないことが判明した。そこで新たに右手系インダクタを排除した伝送線路を考案し試作評価を推進した。原理確認のため動作周波数をMHz帯に定め、比較的安価に回路試作を進めた。考案した伝送線路では左手系でのみ波動伝搬が可能となるため、生成される孤立波は必ずこの属性を有する。なお、線路試作は1次元線路について行った。試作評価結果は数値的評価結果と整合的であり、入力されるパルス振幅が小さい場合には線路分散による波形劣化が著しく、一方振幅が大きくなるにつれ非線形性による分散補償がなされ孤立波が有限長を伝搬することを実証するものとなった。考案線路を次元拡張することによって当初計画の空間的孤立波制御を遅滞なく進めることができる。
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