| 研究分担者 |
水口 裕之 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (00035651)
上田 隆雄 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (20284309)
上野 勝利 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (70232767)
渡辺 健 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 助教 (50332812)
石丸 啓輔 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 技術職員 (00380121)
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| 研究概要 |
本研究課題を遂行するためには,照査システムと検査システムの2つのシステムを構築する必要がある。本年度は,照査システムに重きをおき,仮想現実における型枠内にコンクリートがいかに充填していくかという流動シミュレーションを可能とするシステムを構築するために,フレッシュコンクリートの流動を行う3次元の数値計算プログラムの性能について検討し,それらの性能を満足するプログラムを購入した。本プログラムは以下の6項目の性能を満足する。A)非定常解析機能,B)乱流モデル,C)ユーザー定義関数,D)スカラー量輸送(熱、濃度など),E)自由表面,F)流体-粒子連成機能である。
具体的な流動解析の対象は,施工性能を定量的に評価できる試験方法の1つである振動BOX形充てん試験装置内でのフレッシュコンクリートである。本年度は,配合条件として,フライアッシュの有無,粗粒率,水粉体比の3要因と施工条件として,加速度レベルを要因として,スランプ-振動充てん時間に与える影響について実験的に検討した。その結果,配合条件,施工条件によって,スランプ-振動充てん時間曲線が異なることを明らかにし,このスランプ-振動充てん時間を先の3次元数値計算プログラムを用いて数値解析を試み,ある程度の解析が可能であることを確認した。また,検査システムに関しては,最近の研究成果に関する文献調査を行った。さらに,定量的指標のみならず,動画を用いた新しい検査システムの可能性についても検討を行った。
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