研究課題/領域番号 |
20360268
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
服部 岑生 千葉大学, 名誉教授 (40009527)
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研究分担者 |
上野 武 千葉大学, キャンパス整備企画室, 教授 (30312929)
鈴木 雅之 千葉大学, キャンパス整備企画室, 助教 (90334169)
高田 光雄 京都大学, 工学研究科, 教授 (30127097)
齋藤 広子 明海大学, 不動産学部, 教授 (10257529)
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キーワード | 超高層 / 住宅計画 / 建築計画 / 社会コスト / 住宅管理 |
研究概要 |
同時期に大量建設されている超高層集合住宅ストックが大規模修繕およびその後の更新時期を迎える際に必要と推測される大規模な社会コストを考え、今後予想される社会コストの多寡により超高層住宅の存在意義を判断するとともに、効果や影響を最適化するための中長期の対応課題を明らかにするために、最終の研究年度となる今年度は、過去2カ年の研究成果をとりまとめつつ、以下の研究を実施した。 (1)超高層建築の維持管理、更新の技術課題の整理 昨年度に引き続き、超高層建築に関する国内外の事例調査を行い、維持管理、更新の技術課題を整理した。海外の事例では、イギリスとシンガポールの超高層住宅の改修と建替えの実態から、維持管理と課題の知見を得た。 (2)ストックとしての超高層住宅の意味の判断 都市環境に景観として存在感を持つ超高層集合住宅の実態を国内の超高層事例より分析し、その都市景観形成の要因と課題を主に理論的に明らかにした。 (3)課題の整理と提言 過去2カ年の研究成果と合わせて、社会コストの課題、内外の管理技術・コストの比較等により、今後の日本における超高層住宅のあり方と課題を整理した。
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