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2009 年度 実績報告書

教科教室型中学校における環境移行に係る評価と学校運営円滑化のプロセス

研究課題

研究課題/領域番号 20360276
研究機関東洋大学

研究代表者

長澤 悟  東洋大学, 理工学部, 教授 (60114592)

キーワード教科教室型 / 教科センター方式 / 学校の運営方式 / 中学校 / 環境移行
研究概要

前年度は、主に教科教室型への移行時の教師と生徒、特別教室型校へ転出した教師等を対象に、教師・生徒の取り組み、意識や評価、意識等の変化について調査した。本年度はそれを受け、教科センター方式は規模の大きい学校には難しいという意見があることに対して、実施校の中から比較的規模の大きい学校を選び(15~30クラス)、平面の特色(移動動線、ホームベースの位置づけ・大きさ・配置の違い、運営の特色、経過年数等の違いを勘案しながら、次の調査研究をまとめた。
(1)平面形の違いによる移動時間や移動行動、移動に対する評価や行動の実態-移動動線をタイプ化し、それぞれの移動特性について明らかにした。
(2)各学校における教科教室・メディアスペースの掲示や家具配置等による教育環境構成の実態を教科ごとに把握し、その内容をもとにタイプ分類を行った。
(3)ホームルーム教室やホームベースを通常多くみられる学年のまとまりによる配置ではなく、1~3年の縦割り集団で配置した事例(4校)を対象に、その意図や効果および生徒の行動実態を把握した。
(4)教員スペースの計画について、中央の校務センターと教科ごとに分散配置された教科ステーションに計画タイプの違いに応じた、教師の活動場所の選択や行動パターン、執務や交流の実態について把握した。
(5)アメリカ(ニューヨーク市、ウィスコンシン州オークレア市)、スイス(チューリッヒ市、ビール市)、韓国(ソウル市)の、中・高等学校における教科教室型運営方式の視察を行い、我が国との比較考察を行った。
(6)最終年度の目標の一つである、全国の教科センター方式採用校の情報交流ネットワークの構築に向けて、福井大学教育学部ほかの関係機関との意見交流を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      藤田英典(長澤悟)
    • 雑誌名

      モノグラフシリーズMONOGRAPH SERIES教育再生の可能性「第4章学校を変えるということ-教科センター方式の中学校づくりをとおして-」(国際基督教大学教育研究所)

      ページ: 99-126

  • [学会発表] 日本の教科教室制の学校の施設計画及び運営事例2010

    • 著者名/発表者名
      長澤悟
    • 学会等名
      韓国教育開発院教科教室制FORUM
    • 発表場所
      韓国教員団体総連合会(韓国)
    • 年月日
      2010-03-19
  • [学会発表] 中学校の運営方式に関する研究3教科センター方式への移行時におけるホームベースの評価について2009

    • 著者名/発表者名
      氏家麻里子・酒井宏文・長澤悟
    • 学会等名
      2009年度日本建築学会大会(東北)
    • 発表場所
      東北学院大学(仙台)
    • 年月日
      2009-08-28
  • [学会発表] 中学校の運営方式に関する研究4運営方式に係る環境の移行に伴う、強化センター方式に対する評価の変化2009

    • 著者名/発表者名
      永澤誠・酒井宏文・長澤悟
    • 学会等名
      2009年度日本建築学会大会(東北)
    • 発表場所
      東北学院大学(仙台)
    • 年月日
      2009-08-28

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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