研究課題
1.プラズマ発生装置:本研究のための中枢装置AIT-PIDにおいて、プラズマ閉じ込めの方位角方向の非対称性を明らかにし、論文として公表した。また、更なる高粒子束・高熱流プラズマ源として進化させるべく、陰極部の除熱を向上させる準備を行うと共に、ヘリウムのみならず重水素放電の初期テストを行い、本研究を更に発展させる方向性を見出した。2.ヘリウム損傷の抑制:メタンーヘリウム放電によりタングステン表面に炭素膜を形成し、これにより繊維状ナノ構造形成を完全に抑制できることを示し、国際会議において発表した。3.ナノ構造形成タングステンの表面物性: (3-1) 電子ビーム校正装置を用いた全放射率測定の結果、その値1.0を得、完全黒体であることを実証した。 (3-2) 無損傷タングステンと共にエネルギー伝達係数のシース電圧依存性を明らかにした。この際、ナノ構造形成によるイオンのエネルギー反射係数の減少、電子放出による冷却効果の2つの過程が重要であることが判明した。4.ナノ構造形成タングステンの修復:プラズマ・アニーリングによる損傷タングステンの修復を実証し、論文として公表した。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (6件)
Journal of Nuclear Materials
巻: Vol.439
DOI:10.1016/j.jnucmat.2013.01.1761
Plasma Science and Technology
ページ: 161-165
DOI:10.1088/1009-0630/15/2/17
Transactions on Fusion Science and Technology
巻: 63 ページ: -
Bulletin of Aichi Institute of Technology
巻: 48 ページ: -
愛知工業大学研究報告
Plasma Physics and Controlled Fusion
巻: Vol.54 ページ: 105015(7)
DOI:10.1088/0741-3335/54/10/105015
IEEJ Transactions on Electrical and Electronic Engineering
巻: Vol.7(S1) ページ: S19-S24
DOI:10.1002/tec.21801
Plasma and Fusion Research
巻: 7 ページ: 2405121(4pp)
10.1585/pfr.7.2405121
Bulletin of Research Institute for Industrial Technology, AIT
巻: 14 ページ: pp.27-34
Nuclear Fusion
巻: 52 ページ: 123001(8pages)
10.1088/0029-5515/52/12/123001