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2009 年度 実績報告書

熱中性子ビームを利用した中性子線量計の2次元微分校正法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20360426
研究機関独立行政法人産業技術総合研究所

研究代表者

原野 英樹  独立行政法人産業技術総合研究所, 計測標準研究部門, 主任研究員 (60302775)

研究分担者 松本 哲郎  独立行政法人産業技術総合研究所, 計測標準研究部門, 研究員 (70415793)
瓜谷 章  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10213521)
松江 秀明  (独)日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究副主幹 (30354864)
キーワード熱中性子 / 中性子飛行時間 / 2次元測定 / チョッパー / 線量 / 校正 / JRR-3M
研究概要

本課題では、熱中性子に対して中性子線量計を高精度に校正するために、原子炉からの熱中性子ビームを利用して、従来の積分的な校正法とは異なり中性子飛行時間法を応用して、測定時間、エネルギー軸に対する変動影響を反映させた微分的な評価を行う新しい校正法の開発が目的である。日本原子力研究開発機構JRR-3Mの即発ガンマ線分析装置のビームラインには、透過型He-3計数管、ビームチョッパー、^6Liガラスシンチレータを用いた小型ファイバー検出器がビームライン上流から順番にセットできるようになっており、中性子飛行時間による測定が可能になった。本研究の核となる中性子飛行時間測定のために、時間分解能が小さい^6Liガラスシンチレーション検出器を作製した。また、中性子ビーム径が最大でも20mm程度であるが、一般に使用されている中性子サーベイメータはセンサー部分が10cm程度ある。そこで、大きな測定器を校正する場合を想定して、検出器を上下左右に移動できるスキャン装置を作製した。
本年度は、JRR-3Mの稼動時間が少なく利用できるマシンタイムは少なかったが、平成22年度に実際に中性子線量計に対して測定する準備は確実に行うことができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Thermal neutron calibration method using an intense neutron beam from the JRR-3M

    • 著者名/発表者名
      松本哲郎, 他
    • 雑誌名

      Radiation Measurement (投稿中)

    • 査読あり
  • [学会発表] JAEA・JRR3Mからの高強度熱中性子ビームを利用した中性子線量計の校正法に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      松本哲郎, 他
    • 学会等名
      平成21年度産総研計測標準研究部門成果発表会
    • 発表場所
      茨城県つくば市
    • 年月日
      2010-01-29
  • [学会発表] Thermal neutron calibration method using an intense neutron beam from the JRR-3M2009

    • 著者名/発表者名
      松本哲郎、原野英樹、西山潤、松江秀明、増田明彦、瓜谷章、工藤勝久
    • 学会等名
      NEUDOS11
    • 発表場所
      南アフリカ・ケープタウン
    • 年月日
      2009-10-13
  • [備考]

    • URL

      http://www.nmij.jp/~quant-rad/neutron/newhp.html

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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