研究協力者 |
土屋 雄三 京都大学, 大学院・理学研究科, 博士後期課程大学院生
池田 紘士 京都大学, 大学院・理学研究科, 研究員
長太 伸章 京都大学, 大学院・理学研究科, 研究員
高見 泰興 神戸大学, 大学院・人間発達環境学研究科, 准教授
奥崎 穣 , 日本学術振興会特別研究員
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研究概要 |
四国固有のシコクオサムシにおいて,異なる高度環境への局所適応に付随した体サイズ分化が,種分化につながるかどうかを検証した.本種では,標高1000m付近をより低標高では大型個体,高標高では小型個体の集団が存在する.高標高における体長の減少は,高標高における温度と餌資源(ミミズ)の減少に対応している.集団間の体サイズ差は主に遺伝的に決まっている.体サイズの異なる集団間では,体サイズ差による機械的生殖隔離があり,シコクオサムシは高度適応によって種分化しつつあると考えられる.
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