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2009 年度 実績報告書

バンド3の三次元結晶構造解析と陰イオン透過分子機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20370035
研究機関京都大学

研究代表者

小林 拓也  京都大学, 医学研究科, 講師 (20311730)

研究分担者 村田 武士  千葉大学, 理学研究科, 特任准教授 (80415322)
キーワード赤血球 / アニオントランスポーター / バンド3 / 結晶構造解析 / 抗体
研究概要

結晶条件の大規模スクリーニングは自動結晶化ロボット(モスキート)を使用した。結晶化・最適化は膜タンパク質専用の条件(MemSys, MemGold)を使用した(Methods and results in crystallization of membrane protein. Ed. S. Iwata, Int. Univ. Line, 2003)。膜タンパク質を結晶化するには、界面活性剤のミセル中に膜タンパク質を取り込んだ状態で結晶化する必要がある。この状態では膜タンパク質の疎水的な表面は特定の構造をもたないミセルで覆われているため、結晶格子の形成に寄与できない。従って膜の外に飛び出した親水性部分が大きい膜タンパク質ほど結晶化しやすい傾向がある。そこで、村田、小林らは、赤血球から精製したバンド3をリボソームに再構築して免疫することで、抗バンド3モノクローナル抗体を作製することに成功した。得られた抗体は、精製バンド3と結合しWestern Blotに反応のしない(変性バンド3には結合しない)立体構造を認識できる抗体であることが分かった。現在、得られた6種類の抗体のFabフラグメントと精製バンド3を共結晶することで親水性部分を拡大し、結晶化効率の向上を試みている。これらの抗体を用いて結晶化条件の最適化とスクリーニングを継続する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] G蛋白質共役受容体 (GPCR) の構造解析に向けて「生産から結晶構造解析までの技術開発」シンポジウム2009

    • 著者名/発表者名
      小林拓也
    • 学会等名
      日本生化学会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2009-10-21

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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