研究課題
基盤研究(B)
ダイニンは非常に巨大で複雑な双頭構造をもつが、2つの頭をどのように協調させて運動を行っているのかを明らかにすることを目標に、複数頭部間の協同性の実態を調べた。亜鉛の存在下で重合させたチューブリンは、ダイニンの結合領域が1本のプロトフィラメント上にのみ露出するシート状のポリマー構造をつくる。このzincシート上でダイニンの運動を観察したところ、微小管上と同様な速度でプロセッシブに運動することがわかった。このことは、ダイニン分子の双頭は、プロトフィラメントという細いトラックの上を互いの頭部が構造的に邪魔をするようなことなく、協同的に連携して一方向に進むことができることを意味する。
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