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2012 年度 実績報告書

プロテアソームの単粒子解析による構造研究

研究課題

研究課題/領域番号 20370065
研究機関独立行政法人産業技術総合研究所

研究代表者

光岡 薫  独立行政法人産業技術総合研究所, バイオメディシナル情報研究センター, 研究チーム長 (60301230)

研究分担者 安永 卓生  九州工業大学, 情報工学部, 教授 (60251394)
佐伯 泰  公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 主席研究員 (80462779)
研究期間 (年度) 2008-04-08 – 2013-03-31
キーワードプロテアソーム / 単粒子解析 / 電子顕微鏡 / 三次元再構成
研究概要

昨年度までの研究で、化学架橋と密度勾配遠心を組み合わせた電子顕微鏡試料作製法(GraFix)を用いて、より安定で19Sの解離が少ない26Sの電子顕微鏡用試料が得られるようになった、そして、産総研においても、試料を精製できるようにし、なるべく精製直後の試料を用い、また、カーボン膜に吸着させて電子顕微鏡グリッドを作製することなどで、26Sの粒子像が、高頻度に得られるようになった。そこで、今年度は、電子顕微鏡観察する試料の検討と、野生型を中心とした低温電子顕微鏡によるデータ収集を行った。
試料については、野生型以外に、プロテアソームの機能を制御していると考えられるプロテアソーム相互作用タンパク質群(PIPs:Proteasome-interacting proteins)の結合した構造が得られないか検討した。そこでPIPsの一つであるUbp6への金コロイドのラベル結合を行い、19Sの部分に金コロイドが結合した電子顕微鏡像などを得た。
そして、GraFixを行った野生型を中心に、極低温電子顕微鏡を用いたデータ収集を行った。この結果、野生型について、従来までの情報を確認する構造情報を得ることができるようになった。これにより、今後PIPsへの結合構造などを迅速に解析するためのシステム構築を行うことできた。これにより今後、基質の結合様式やその制御機構を解明するための構造解析基盤を構築することができた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Processing of electron diffraction patterns with the XDP program2013

    • 著者名/発表者名
      Mitsuoka, K.
    • 雑誌名

      Methods in Molecular Biology

      巻: 955 ページ: 539 - 550

    • DOI

      10.1007/978-1-62703-176-9_29

  • [学会発表] 極低温電子顕微鏡による26Sプロテアソームの単粒子解析2012

    • 著者名/発表者名
      光岡薫
    • 学会等名
      第50回日本生物物理学会年会
    • 発表場所
      名古屋大学東山キャンパス
    • 年月日
      20120922-20120925
  • [学会発表] Structural analysis of the 26S proteasome by cryo-electron microscopy and Single-Particle Analysis2012

    • 著者名/発表者名
      Wang, Z.
    • 学会等名
      第50回日本生物物理学会年会
    • 発表場所
      名古屋大学東山キャンパス
    • 年月日
      20120922-20120925

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公開日: 2014-07-24  

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