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2011 年度 実績報告書

上皮細胞の形態を制御する短鎖ペプチドの機能

研究課題

研究課題/領域番号 20370091
研究機関神戸大学

研究代表者

影山 裕二  神戸大学, 遺伝子実験センター, 准教授 (90335480)

キーワードキイロショウジョウバエ / 短鎖ペプチド / 器官形成 / 上皮細胞 / 転写制御
研究概要

Pri遺伝子がコードする短鎖ペプチド(PRIペプチド)は、シグナルペプチドを持たない新しいタイプの遺伝子産物である。PRIペプチドの生理機能を明らかにするため、以下の研究を行った。
1.ギャップジャンクションを介したシグナル伝達の可能性の検討
PRIペプチドのうち、もっとも小さなものは分子量わずか1000Da程度であり、ギャップジャンクションを介して細胞間を移動している可能性が考えられる。この仮説を検討するため、ギャップジャンクションの構成因子の一つであるinnexin2の変異系統を用い、PRIペプチドの過剰発現表現型がギャップジャンクションの異常により影響を受けるかどうかを検討したところ、inenexin2がpriの細胞非自律的な活性に重要であることを示差する結果が得られた。
2.PRIペプチドの分子機能
PRIペプチドの分子活性を明らかにする第一歩として、細胞内におけるPRIペプチドの構造決定を試みた。タグ付き融合ペプチドとして培養細胞で過剰発現させたpriペプチドは予想よりもやや小さな泳動度を示すバンドとして検出されたため、原在庫のバンドが修飾を受けているかどうかについて、質量分析計を用いた解析を行っている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Coding vs non-coding : Translatability of short ORFs found in putativenon-coding transcripts2011

    • 著者名/発表者名
      Kageyama Y, Kondo T, Hashimoto Y
    • 雑誌名

      Biochimie

      巻: 93 ページ: 1981-1986

    • 査読あり
  • [学会発表] A small peptide gene polished rice is essential for trichome formation and metamorphosis in Drosophila2011

    • 著者名/発表者名
      Yoshiko Hashimoto, Kaori Niimi, Takefumi Kondo, Yuji Kageyama
    • 学会等名
      第44回日本発生生物学会年会シンポジウム
    • 発表場所
      沖縄コンベンションセンター(招待講演)
    • 年月日
      2011-05-21

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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