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2008 年度 実績報告書

オオムギ染色体断片系統の育成とPCRによる系統選抜方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20380006
研究機関京都大学

研究代表者

遠藤 隆  京都大学, 農学研究科, 教授 (60068830)

キーワードオオムギ / コムギ / 染色体 / 染色体地図 / PCR / Gcシステム / 染色体断片
研究概要

年度当初に計画した下記の実施計画について実績の概要を報告する。1)オオムギ・ゲノム特異的マーカの開発:HvT01の配列がオオムギ染色体の末端に特異的であることを多数の系統を用いて確認した。反復配列でオオムギ特異的な配列を現在探索中である。2)5Hと7Hの染色体断片系統の登録:5Hの系統については論文で公表した代用的な切断点を持つ24系統をナショナルバイオリソースプロジェクト・コムギのデータベースに登録した。7Hの系統は100系統以上あるので、登録する系統の準備中である。3)5Hと7Hの端部動原体断片染色体系統の選抜:断片オオムギ染色体が容易に動原体で切断されることが明らかになった。かなりの数の端部動原体断片染色体を得ているので、これらの子孫への伝達の頻度を確認して系統として登録する。4)2Hと3Hの染色体断片系統の育成:2Hついては約700個体を播種し、発芽・生育した585個体の染色体の調査を行い、35個体の2H断片染色体を持つ個体を得、これらを現在育成中である。断片系統の数が50になるように、次年度にも選抜するための材料も現在育成中である。3Hついては839個体を播種し、発芽・生育した個体の染色体の調査を行い、84個体の2H断片染色体を持つ個体を得、種子を収穫した。3Hの染色体断片系統に関しては、論文として発表した。5)1HのGcシステムへの導入:1H系統だけ添加された系統は存在しないので、1Hがヘミ、6Hがホモになっているパンコムギ系統にGc染色体3C^<SAT>系統を交配して雑種種子を得た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Dissection of barley chromosome 3H in common wheat and a comparison of 3H physical and genetic maps2009

    • 著者名/発表者名
      Sakai, K, Nasuda, S, Sato, K, Endo TR
    • 雑誌名

      Genes & Genetic Systems 84

      ページ: 25-34

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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