研究概要 |
日本庭園の特徴的構成のうち、異なるパターンの対植と透かしのある植栽とない植栽を対象に中国、北米の人々の認知過程を比較・解析した。異なるパターンの対植に対する日本人と韓国人の眼球運動を比較した朴ら(2006)を踏まえ、アメリカ人(佐野ら,2009)、中国人、カナダ人の眼球運動を解析した結果(Sonet.al.,2012)、日本人の特異的な認知特性がより明確になった。また、透かしの有無に対する日本人の眼球運動と脳血流量の同時計測を行った結果、透かした樹木は日本人にとって視覚刺激が少なくリラックスさせる効果があることが明らかとなった(Joetal,2012)。
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