食物繊維源としてのレジスタントスターチ4:栄養・生理機能の評価と作用機構

2010 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 20380077
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 食品科学
• 研究機関: 愛媛大学
• 研究代表者: 海老原 清 愛媛大学, 農学部, 教授 (90036492)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2011
• キーワード: レジスタントスターチ-タイプ4(加工澱粉) / 消化性 / エネルギー値 / 耐糖能グリセミックインデクッス / 消化管ホルモン / 消化管免疫

研究概要

(1)レジスタントスターチ・タイプ4(RS-4)の栄養・生理機能について検討し、食物繊維としての位置付けおよび役割を明らかにする。
(2)RS-4の物理的および化学的特性と栄養・生理機能の関係について明らかにする。
上記の2項日を達成することにより、新規機能性食品の開発を目指す。

研究成果

• [雑誌論文] Resistant starch type 4, cross-linked Phosphate starch and hydroxypropyl distarch phosphate attenuate rapid glycemic response in men. (2010)
  • 著者名/発表者名: achibe M, Oga H, Nishibata T, Ebihara K.
  • 雑誌名: Jpn Pharmacol Ther 38 ページ: 731-736
  • 査読あり
• [雑誌論文] Evaluation of Nondigested carbohydrates in hydroxypropylated tapioca starch. (2010)
  • 著者名/発表者名: Tachibe M, Kato R, Nishibata K, Kishida T, Ebihara K.
  • 雑誌名: J Food Sci 75 ページ: H1-H4
  • 査読あり
• [雑誌論文] Hydroxypropylated tapioca starch retards the development of insulin resistance in KKAy mice, a type 2 diabetes model, fed a high-fat diet. (2009)
  • 著者名/発表者名: Tachibe M, Kato R, Sugano S, Kishida T, Ebihara K.
  • 雑誌名: J Food Sci 74 ページ: H232-H236
  • 査読あり
• [雑誌論文] High-hydroxypropylated tapioca starch improves insulin resistance in genetically diabetic KKAy mice. (2009)
  • 著者名/発表者名: Kato R, Tachibe M, Sugano S, Kishida T, Ebihara K.
  • 雑誌名: J Food Sci. 74 ページ: H86-H96
  • 査読あり
• [学会発表] Resistant starch-type 4含有食品の安全性と生理効果 (2010)
  • 著者名/発表者名: 立部誠、風岡拓磨、海老原清、山本國夫
  • 学会等名: 第15回日本食物繊維学会学術集会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2010-11-22
• [学会発表] RS4の消化性は飼料澱粉の食餌歴に影響される (2010)
  • 著者名/発表者名: 田乃利旭、岸田太郎、海老原清
  • 学会等名: 第43回日本栄養・食糧学会中国・四国支部大会
  • 発表場所: 高知
  • 年月日: 2010-11-06
• [学会発表] 化学修飾デンプンの生理作用は修飾方法に影響される (2010)
  • 著者名/発表者名: 樫原彩、岸田太郎、海老原清
  • 学会等名: 第43回日本栄養・食糧学会中国・四国支部大会
  • 発表場所: 高知
  • 年月日: 2010-11-06
• [学会発表] ヒドロキシプロピルデンプンの消化管ホルモン応答に及ぼす影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 結石倫世、岸田太郎、海老原清
  • 学会等名: 第43回日本栄養・食糧学会中国・四国支部大会
  • 発表場所: 高知
  • 年月日: 2010-11-06
• [学会発表] レジスタントスターチ (2010)
  • 著者名/発表者名: 海老原清
  • 学会等名: 第21回食品ハイドロコロイドシンポジウム
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-05-21
• [学会発表] ハイアミロースコーンスターチ、ヒドロキシプロピルハイアミロースの栄養生理効果に関する研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大川佑治、立部誠、岸田太郎、海老原清
  • 学会等名: 日本農芸化学会関西・中四国・西日本支部、日本栄養・食糧学会九州・沖縄支部、日本食品科学工学会西日本支部合同支部大会
  • 発表場所: 那覇
  • 年月日: 2009-10-31
• [学会発表] II型糖尿病モデルラット(KKAyマウス)の耐糖能に及ぼすHPSの作用～高脂肪食における検討～ (2009)
  • 著者名/発表者名: 大川佑治、加藤良、岸田太郎、海老原清、立部誠
  • 学会等名: 第14回に本食物繊維学会学術集会
  • 発表場所: 岐阜
  • 年月日: 2009-10-25
• [学会発表] Resistant starch type-4の発酵性とカロリー評価 (2009)
  • 著者名/発表者名: 立部誠、大賀浩史、田代晃一、西端豊英、海老原清
  • 学会等名: 第14回に本食物繊維学会学術集会
  • 発表場所: 岐阜
  • 年月日: 2009-10-24
• [学会発表] Resistant starch type-4がヒト血糖値に及ぼす影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大賀浩史、田代晃一、立部誠、西端豊英、海老原清
  • 学会等名: 第14回に本食物繊維学会学術集会
  • 発表場所: 岐阜
  • 年月日: 2009-10-24
• [学会発表] High-hydroxypropylated tapioca starch improves insulin resistance in genetically diabetic KKAy mice. (2009)
  • 著者名/発表者名: 海老原清
  • 学会等名: 19^<th> International Congress of Nutrition.
  • 発表場所: Bangkok
  • 年月日: 2009-10-06
• [学会発表] ヒドロキシプロピルデンプンの耐糖能改善効果の要因～Gastric emptying消化管ホルモンの経時応答 (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤良、岸田太郎、海老原清
  • 学会等名: 第13回に本食物繊維学会学術集会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-11-22
• [学会発表] リン酸架橋デンプンの脂質代謝に及ぼす架橋度の影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大川佑治、岸田太郎、海老原清
  • 学会等名: 日本農芸化学会中四国支部第22回講演会
  • 発表場所: 鳥取
  • 年月日: 2008-11-07
• [学会発表] Hydroxypropyl starch (HPS)の消化性と耐糖能に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤良、岸田太郎、海老原清、立部誠、西端豊英、菅野祥三
  • 学会等名: 第62回日本栄養・食糧学会大会
  • 発表場所: 埼玉
  • 年月日: 2008-05-03
• [学会発表] ヒドロキシプロピルデンプンの耐糖性改善効果 (2007)
  • 著者名/発表者名: 加藤良、岸田太郎、海老原清、立部誠、菅野祥三
  • 学会等名: 第11回日本食物繊維学会学術集会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2007-11-10
• [学会発表] ヒドロキシプロピルデンプンに含まれる難消化性成分の性質 (2007)
  • 著者名/発表者名: 西端豊英、田代晃一、立部誠、加藤良、海老原清
  • 学会等名: 第11回日本食物繊維学会学術集会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2007-11-10
• [図書] ルミナコイド研究のフロンティア:食物繊維・オリゴ糖・レジスタントスターチの最新研究動向(レジスタントスターチータイプ4と低エネルギー食品) (2010)
  • 著者名/発表者名: 海老原清
  • 総ページ数: 268(246-260)
  • 出版者: 建帛社