研究課題/領域番号 |
20380091
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
伊藤 哲 宮崎大学, 農学部, 准教授 (00231150)
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研究分担者 |
高木 正博 宮崎大学, 農学部, 准教授 (70315357)
鈴木 和次郎 (独)森林総合研究所, 森林植生研究領域, 主任研究員 (20370281)
崎尾 均 新潟大学, 農学部, 教授 (20449325)
光田 靖 (独)森林総合研究所, 森林管理研究領域, 主任研究員 (30414494)
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キーワード | 渓畔林 / 生態系管理 / 生態系サービス / 再生修復候補地 / 施業技術 / 更新完了基準 |
研究概要 |
1)再生候補地の選定手法:(1)九州の山地渓畔域を対象に地形および過去の人為撹乱が渓畔樹種の分布と分断化に及ぼす影響を景観生態学的手法で分析し、再生候補地選定手法開発のための基礎情報を整理した。(2)北関東地域の阿武隈山地を対象に、人工林化の進んだ集水域において、微地形構造を解析し、回復すべき渓畔林の範囲を推定する再生候補地選定手法開発を試みた。 2)再生のための施業技術:(1)半自然渓畔林の再生における人工林伐採時の下層植生の保全効果を実験的に検証し、前生樹の約60%が自然林再生に寄与することを解明した。(2)水際まで植栽が行われた針葉樹人工林において、水辺林再生の更新・再生材料となる母樹、更新稚幼樹の実態を調査し、また、誘導伐後の更新実態を調査、解析した。(3)渓畔林LTERサイトにおけるモニタリング調査によって5年間の渓畔林の動態を把握した。(4)冷温帯山地帯渓畔域のスギ人工林において伐採強度の異なる施業(皆伐・間伐率・巻き枯らし)及び地表処理を行い、植生の侵入に及ぼす効果を光・土壌環境から検証した。 3)更新完了基準:(1)暖温帯における人工林伐採後の自然林再生の事例を収集分析し、更新完了基準の設定の考え方ならびに基準設定に用いる地図情報の有効性を検証した。(2)冷温帯における河川に隣接した成育段階の異なる様々な天然林、二次林、針葉樹人工林の群集組成、林分構造を解析する中で、更新完了基準の設定の考え方ならびに基準設定を整理した。
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