北東アジア地域における広域的再生産構造の形成と農地所有構造の変貌

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20380128
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 農業経済学
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: 堀口 健治 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80041705)
• 研究分担者: 藤田 泉 県立広島大学, 生命環境学部, 教授 (90221027) ; 加藤 光一 信州大学, 農学部, 教授 (60244836) ; 寺本 千名夫 専修大学北海道短大, 経済科, 教授 (40258710) ; 范 為仁 東京農業大学, 生物産業学部, 講師 (90408683) ; 菅原 優 東京農業大学, 生物産業学部, 博士研究員 (80343565) ; 田野 光彦 南九州短期大学, 国際教養学科, 教授 (30310949) ; 市川 治 酪農学園大学, 酪農学部, 教授 (20212988) ; 北原 克宣 立正大学, 経済学部, 准教授 (00289745)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 集団所有 / 請負経営権 / 農地流動化 / 集落営農 / 中間保有

研究概要

家族経営を基盤とする大規模化は地域に共通する。日本では家族経営の合体・吸収や集落営農で農地分散を防ぎ団地化を図っている。人民公社解体後の中国の家族経営も団地化をいずれ目指す手法が必要だが、集団所有との関係が不安定である。中国と日本の土地利用は共通の課題を持つが、公有と私有との調整が課題であり、集団所有の優位性で望ましい土地利用に誘導する中国方式と私有権を抑えながら集落で誘導する日本式、双方の形態比較が必要である。

研究成果

• [雑誌論文] 力を入れるべきはWTOの枠組み-TPPで農産物輸入大国はどうなるか (2011)
  • 著者名/発表者名: 堀口健治
  • 雑誌名: 改革者 52巻2号 ページ: 40-43
• [雑誌論文] 効率化対策を盛り込みバラマキから戦略的な農政を目指せ (2010)
  • 著者名/発表者名: 堀口健治
  • 雑誌名: エコノミスト 88巻52号 ページ: 76-79
• [図書] わが国農業・農村の再起 (2009)
  • 著者名/発表者名: 堀口健治
  • 総ページ数: 43-81
  • 出版者: 農林統計協会
• [備考] 研究報告書、東アジア地域における広域的再生産構造の形成と農地所有構造の変貌、2008-2010、2010年9月、283ページ
• [備考] 研究報告書、東アジア地域における広域的再生産構造の形成と農地所有構造の変貌、2008-2010、2011年3月、201ページ